軟水・硬水について
軟水・硬水といういわれかたも、いまやすっかり私たちに定着しました。
水がかたい、やわらかい、というのはどういうことなのでしょうか。ダイエットには硬水がいい、お料理には軟水を、などと言われていますが、その根拠もご紹介します。

- 硬度の定義
- そもそも天然水とは地表に降った雨や雪が地中に染み込み、地層で不純物や汚れをろ過し、かわりに地中のミネラル分が染みでたもののことを言います。
- このミネラル分が多いほど硬度が高い、ということになります。
- 当然ですが、硬度の計算方法も決められていて、
- 硬度=(カルシウム量mg/L×2.5)+(マグネシウム量mg/L×4.1)
- です。ちなみに計算方法は同じでも、換算量は各国によって違うようです。
- 地層での滞在時間の長さと、ミネラル分の豊富さはほぼ比例します。また、その地層を通り抜けるスピード、含まれるミネラル成分によってそれぞれの水に特徴がうまれます。国土が狭く、地層もやわらかい日本では軟水が多く、ごつごつしたかたい地表のおおいヨーロッパ大陸では硬水が多いのはこのためです。
- 硬水と軟水の定義
- 前出で算出された硬度に応じて、数値の低いものほど軟水、高くなるほど硬水、とされています。
- その分類は統一された規格はないものの、AQUABAR-styleでは超軟水〜超硬水の5種類にわけてご案内しています。
- 硬度の低い軟水は日本茶をいれたり、だしをとったり、赤ちゃんのミルクに、といわば水たる水。
- 硬度が高くなるほどにカルシウム、マグネシウムの含有量がふえるので、味もにがにがしくなりますが、ミネラル分の摂取等を助けます。
- AQUABAR-styleでは 硬度0〜50 超軟水 硬度51〜100 軟水 硬度101〜300 中硬水 硬度301〜1000 硬水 硬度1001以上 超硬水 としてご案内しています。
- 水のかたい・やわらかい
- ミネラルウォーターに含まれるミネラル分のうち、カルシウムの割合が高いとカリッとしたような独特のあじわいを感じます。
- また、マグネシウム分を多く含んでいると、苦く感じたり、ナトリウムを多く含んでいるとぐっとしまったようなあじわいを感じたりします。
- これがいわゆる”水がかたい”といわれる正体です。
- 水の味はカルシウムとマグネシウムのバランスによって決まりますが、この理想的なバランスはカルシウム2:マグネシウム1といわれています。
- この黄金バランスをかなえている水は、硬度が高くても飲みやすく、まさに黄金バランスといえます。
- 先日アメリカで「人はカルシウムを味として認識している」という研究が発表されました。ほんとだとすると第6の味覚になるのだとか?!興味深いところです。
お料理には軟水??
- 一般的に軟水はお茶を入れたり、ごはんを炊く、だしをとる、といったお料理全般と相性がいいのですが、これはミネラル分をあまり含まないまろやかな水が、素材の持つうまみやあまみをひきだしてくれるからです。
- 特に繊細なあじわいの日本料理は、やわらかな水資源に恵まれた日本ならではの賜物、といってもいいのではないでしょうか。
- 日本茶もうまみをあじわうお茶なので、軟水が最適です。
- それでは紅茶やコーヒーはどうでしょうか。
- 紅茶の魅力はなんといってもその香りです。
- 水の硬度は高くなるほどうまみが抽出されにくくなり、低くなるほど香りが抽出されにくくなります。
- なので、茶葉の持つ香りを最大限にひきだしてくれるように、硬度が高めの軟水や、中硬水はどうでしょうか。
- 同じ理由で中国茶も硬度50〜100くらいがおすすめです。
- コーヒーはドリップするときにコーヒーの粉がフィルターの役割を果たしてしまうので、お茶ほどの違いはでにくい、とされています。
- しかし軟水をつかうと苦みが抑えられ、酸味が引き立ち、マグネシウムが多いミネラルバランスほど苦みと渋みが強くでるようなので、これまた豆と水との組み合わせであじわいはぐっと変わってきそうですね。
ダイエットに硬水。でもご注意!!
- トップモデルや美容家がこぞって愛用したことから、日本でもすっかりおなじみとなった「超硬水」。
- 硬度が1500を越えるものなど、どんなに味覚に自信のない人でもはじめて飲んだときにはそのくっきりとした違いにびっくりしたはず。
- いまやダイエット時の必需品として、 常飲している女性も多い、「スリム・ウォーター」です。
- 一般的なミネラルウォーターに比べて、ミネラル分を多く含んでいるので、ダイエット時におこりがちなミネラル不足を補う目的と、水分をたっぷりとることで便秘の解消にも役立つ、という点が人気の秘訣です。
- でもちょっと待ってください!
- 硬度の高い水に慣れていない日本人が急に多量に摂取すると、下痢を引き起こすことがあります。(マグネシウムの働きといわれています。)
- 長年の便秘が解消された!というウレシイ声ももちろん聞きますが、私にはあわなかった、下痢を起こした、という声もありますので、初めて飲む際には少しずつ様子を見ながら飲んでください。
- 炭酸がはいったりすると、また飲みやすくかんじるようですが、一時期ブームになった”にがりダイエット”でお腹にキタ人は要注意です。



